当院は1987年、尿路結石症の診断と治療を専門とする泌尿器科クリニックとして開院しました。いち早く体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)を導入し、これまでに多くの腎結石・尿管結石の治療を行ってきました。結石治療を目的に、遠方から来院される患者さまも多くいらっしゃいます。
また、2009年には尿流動態検査装置を導入し、排尿障害の原因をより詳しく調べる検査体制を整えました。神経因性膀胱など、専門的な疾患の診断・治療にも対応しています。
そのほかにも、以下のような幅広い泌尿器科診療を行っています:
膀胱結石に対する内視鏡手術(TUCL)
腎・尿管結石に対する経尿道的結石破砕術(TUL)
前立腺肥大症や排尿機能障害、尿失禁の診断と治療
過活動膀胱の診断・治療
勃起機能障害(ED)やAGA(男性型脱毛症)に対する薬物療法
泌尿器に関するお悩みに幅広く対応しています。症状にお困りの方は、お気軽にご相談ください。
累計28,498例のESWL治療実績(2025年1月現在)があります。2024年は868症例の患者様にESWLを施行いたしました。
船橋市のみならず千葉県全域、千葉県外の方も紹介いただいて治療を行っています。
尿管結石10mm未満に対するESWL治療回数は平均1.1回未満で、90%以上の結石消失率は3か月で90%以上、最終的な内視鏡手術(TUL)移行率は1%以下です。
結石の位置、大きさ等による治療成績の詳細は『ESWLの治療成績』をご参照ください。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)について
当院では、お腹を切らずに尿路結石を治療できる**体外衝撃波結石破砕術(ESWL)**を導入しています。
この治療法は、体の外から衝撃波を結石に集中させて砕くことで、結石を小さくし、尿と一緒に自然に体の外へ排出させる方法です。メスを使わないため、体への負担が少ないのが特徴です。
より少ない回数での治療を目指して
ESWLは、原理上どうしても一度の治療で完全に結石がなくなるとは限らないケースがあります。しかし当院では、できる限り1回の治療で終了できるよう工夫を重ねています。
例えば、治療中の痛みをしっかり抑えることが結石破砕の効果にもつながるため、点滴による鎮痛薬を使用して、治療の精度と患者さんの負担軽減を両立しています。
入院期間の目安
通常の結石の場合:1泊
大きな腎結石(15mm以上)の場合:2泊
患者さまの結石の大きさや状態に応じて、最適な治療計画をご提案します。ご不安な点は遠慮なくご相談ください。
また、長期嵌頓した尿管結石やESWLで治療終了不可能な症例に対して全身麻酔下の経尿道的結石破砕術(TUL)を施行しています。
電話予約受付:
9-17時 月曜日~木曜日
9-12時 金曜日、土曜日(休診日除く)