結石が小さい場合でも痛みが激しい場合や閉塞所見が強い場合には積極的に治療を行うことがあります。
また、結石による尿路の閉塞具合を確認するために以下のように造影剤検査を行うことがあります。
4mm大の尿管結石を認めます。
治療前の経静脈的腎盂造影検査(注入後10分)です。
造影剤注入後10分で左腎臓から膀胱までの造影剤の流れが確認できたのに対して、右側は尿管結石に伴う尿管の閉塞で造影剤は尿管まで到達せず、造影剤によって腎臓が淡く映し出される程度、閉塞による尿の停滞を起こしていることがわかります。
経静脈的腎盂造影(注入後30分)のレントゲンです。
この時点でも右側の造影剤の通過は不良でした。
治療としてESWLを施行。
治療後のレントゲンで尿管結石の消失を認めました。